食パン型の空焼き 茶色の油膜は必要ないと思うのですが
合羽橋の吉田菓子道具店さんから伺った
食パン型の空焼きの方法は、茶色の油膜が付きません。
吉田菓子道具店流パン型空焼き手順
1)良く洗って型製造工場の鉱物油を落とす
2)何もつけないで200度30分空焼き
3)ショートニングを塗って180度30分
ショートニングがない場合は無塩バターで代用して
サラダ油は絶対に使わないこと
です。 この方法だと、茶色い油膜がつきません。
ブリキの型で空焼きしたときは、
ほんのり黄色いような気がする程度に色づきました。
その後、ショートニングを塗ってパンを焼いて、
ストレスなくきれいに型から外れています。
吉田菓子道具店のアルタイト(ストライプ)1.5斤食パン型
馬嶋屋菓子道具店のブリキ1.5斤食パン型
2013年10月にアウトレットセール品を楽天ショッピングで購入
空焼き2回 焼成6回使用後
浅井商店オリジナル 形のいい1.5斤食パン型
以上が現在私がやっている空焼きの方法です。
初めてパン型を買ったのは楽天ショッピングの購入履歴によると
4年半前の2012年3月25日のことでした。 そのころ、立方体のパン型が
流行し始めていて、欲しくなり
ミニサイコロパン型 75mm角 2個セット×2セット=4個
ミニサイコロパン型 50mm角 2個セット×4セット=8個
を買い求めました。
空焼きということをしなくてはいけないけれどどうやってするのかなと
ネットを検索して、クオカのサイトでお手入れ方法を見つけて
それに従ってやってみました。(傍線はラベンダー)
要点
1)150度で20分空焼き
2)乾いた布で汚れを取る
3)ショートニングまたはスプレーオイルを薄く塗る
4)240度のオーブンで15分以上焼く
ショートニングは家になかったので
初回の空焼きにお手軽にサラダ油を塗って空焼きしたところ
見事に茶色の油膜がつきました。
間違いは、クオカのお手入れ方法でも初回の空焼きは
「ショートニングかスプレーオイル」と書いてあるのに
私はその下にある(またはサラダ油)を採用したわけです。
油膜が付いても、型からきれいに外れるようになるまでに
8回の焼成が必要で、今度こそきれいに外れてくれると期待しては
パンはぼろぼろになり心が折れそうでした。
パン型は茶色い油膜をつけて使うのが当たり前だと思っていたのですが
パン屋さんでも、茶色の油膜をつけないできれいな型を使っておられる
ブログを拝見して、必須ではないんだなとわかりました。
型の外側を定期的にブラシで掃除して、焦げて煙が充満しないように
していらっしゃるというのです。
convivialiteパン教室のパン型も茶色の油膜は見られずきれいな型でした。
生徒が使うと毎回お湯で洗って(洗剤は使わない)乾かして保管しています。
<お教室のパン型の写真を追加 12月5日>
私のような素人がパン型を何種類も持っていて趣味でパンを焼く場合、
ひとつの型を連日使うことはなくて何ヶ月単位の保管になることが多いです。
さびないように、焼成後は熱いうちに油をふき取っただけで保管して、
いざ使おうというときに、油が酸化しているのではないかと気になり
最近は、久しぶりにパンを焼く時は食器洗い機にかけて
(シリコンコーティングの型は食器洗い機には入れていません。
コーティングに傷をつけないことが大事なので入れてははいけません)
ショートニングをはけで丁寧に塗って使うと、
茶色の油膜なしでもきれいにパンが外れます。
合羽橋のお店の方のお話で、「アルタイトならどれも同じ品質というわけではなくて
セール品で安く出すために材質を落として人件費の安い海外で生産したものは
日本製のものとは違うことがある(型離れに影響する)」ということも聞きました。
あくまでラベンダー流の私見ですが、空焼きは低温で油膜をつけないで
時々洗って良く乾かして保管して問題なく、型離れ良く使えています。