教員免許更新講習 選択科目 筑波実験植物園で学ぶ、ふだん聞けない話
教員免許更新講習の二日目 選択科目
「筑波実験植物園で学ぶ、ふだん聞けない話」
を受講してまいりました。 人気講座で4月の段階で満席になっており
キャンセル待ちをして繰上げが6月にありました。
まわりは当然ですが理科の先生が多かったです。
教員免許更新講習30時間の講習を母校で予約してあるけれども、
この講習を受けたくてこれだけを筑波大学で申し込んで、
はるばる東京からいらした先生にもお会いしました。
この講座の人気の程がわかります。
場所は筑波実験植物園です。
いつもの植物園の入り口ではなくて
国立科学博物館の入り口から入れてもらえました。
6000円も講習費用を払っていますが
さらに、植物園の入園料が要るのかな?と
思っていましたら、それは不要でした。
建てて数年のきれいな建物です。
最初に総合研究棟に案内されました。 普段は入れないですし
チェックインカードを持った職員さんの案内がないと自動扉が開きません。
建物の中から筑波大学方面を向いて 美しい光景です
エレベータで8階に上がると きれいな筑波山が見えました。
大きな会議室が会場でした。
最初に、座学で、いろいろな共生系のお勉強をしました。
そして午前中にフィールドワークふたつ
青いお花に引き寄せられてくるマルハナバチを実際に
昆虫あみで捕まえて見せてくれました。
天気予報は曇りだったので良かったーと思っていたらはずれで
かんかん照りのすごい夏日でした。
午後からは温室でのお勉強です。
水のないところで生きる植物が環境に順応して進化します。
種属としては縁の遠い植物でも良く似た形になってくるそうです。
本日初めて習った言葉です。
筑波の実験植物園は何度も来ていて「わー大きいサボテンだねー」で
ミーハーに終わってしまうところが、今日はいろいろと学びました。
トゲは、葉の変化したもので、水を求めてきた他の動物に
食べられてしまわないように身を守っているのです。
熱帯雨林の温室では今日もカカオが咲いていました。
一年中何時来ても咲いている気がします。 私の一番大好きな木です。
大きさの違う実がいくつもなっていました。
いちじくとイチジクコバチの関係にとても興味をひかれました。
このパネルだけでは良くわからなくて
先生に質問して理解できました
ときどき、海外産のドライいちじくから虫が出てくることが
あるのですが、それはイチジクコバチなんでしょうか。
午後の座学で標本のお話しが出てきたときに
明治四十二年に 牧野富太郎先生が作られた
標本の現物を見せていただきました。
シラバスに予告されていたスケッチの実習は割愛になりとーっても
残念でした。 標本作りの実習もあったらうれしかったと思います。
普段、目の仇のようにして庭の雑草取りを
嫌々ながらして来ましたが、その雑草がいくつも
展示されていました。 今度から、関心を持って
「この雑草が選抜改良されてアワになったんだなー」とか
「この雑草が選抜改良されてとうもろこしになったんだなー」と
品種改良に思いをはせながら除草作業が出来ると思います。
実物に触れた効果は大きいです。
ぜひ、この体験を生徒にもして欲しいと思いました。