LAVENDERの日記

乳がん温存手術後11年が経ち、ホルモン療法も卒業しました。 2019年2月の乳房再建についての記事をアメブロに更新しています。 はてなのブロともさんブログにアクセスしやすいようにこちらも開設して、自分のアメブロ記事のダイジェストを投稿しています。

川窪万年筆店製 エボナイト インク止め式万年筆

kira-kiraさん
「フォルカン」が大好き♪
の記事を書いていただきました。
暮のお忙しいときにお時間を割いていただきありがとうございます。 

その中で、

>>Darling♪に聞いてみた所、ラベンダーさんの求める線が書ける万年筆は、
>>戦前の万年筆 にならあるのではないかとのことです。

というsuggestionをいただきました。

戦前の万年筆? インク止め式なら持っているじゃない?と
思い出した 「川窪万年筆店製 エボナイト インク止め式万年筆」を
紹介したいと思います。 

10年ほど前、Z会の高校数学の添削指導員をしていたときに
究極の万年筆を求めておりました。 そのときにどんなものかと
興味をひかれて買ったのでした。肝心の添削業務には
ちょっと線が太く、2cm四方の余白にグラフを書かなくてはいけない
といったニーズに合わなかったため、試し書き後すぐに洗って
片付けてありました。 川窪さんに「長期間保存するときには
きれいなお水を入れてしまっておいてください。」とアドバイス
いただき、そうしてありました。

(追記:保存方法について水を入れるべきではないというコメントを
いただきました。 確認いたします。)


万年筆コレクターの皆様のように、ペン先のきれいな写真が上手に
撮れなくてすみません。 今後、撮影の腕を上げたいと思います。

キャップをして全体

イメージ 1

キャップを後ろにして全体

イメージ 2

ペン先 14金です。

イメージ 3

ペン芯裏 糸くずがついてしまっていますね。すみません。

イメージ 4

ペン先横から

イメージ 5

 さて、肝心の書き味は、期待した以上に良かったです。
ほとんど使わなかったので、どんな書き味か記憶にない
と言ったほうが正直です。とてもなめらかで、コクヨ
MIOペーパーに書いたのではすべりすぎます。 PPC用紙に
書くとペン習字のお稽古としてはちょうど良いなめらかさです。
 
ペン先のプレートが欧米産のものに比べると薄く、少しの
力でしなり、ペン先が開きます。ぱくっと大きく開くほどでは
ありません。 
 ペン習字のおけいこでは、字形第一で書いていて
ハネやハライがすっきり出来ていない(私の腕の未熟による)
のですが、自由にある程度のスピードで書くときれいに
先端が細くなった線が書けます。

 トラックバックしようとして、検索しましたら
ムーミンEF551さんのところに一件見つかっただけでした。
意外に人気ないのでしょうか。 
万年筆にカートリッジやコンバータが登場する以前に
昭和の中ぐらいまででしょうか、万年筆職人さんが手作りして
日本で普通に使われていた万年筆で、インク止め方式というのは、
インクをスポイトで入れる方式です。 本体の中にインクを
直接入れるので、カートリッジに比べたら大量に入ります。

ペン先のプレートが薄くてしなりの良い万年筆は持っていました。
じゃーもうフォルカンは買わないの?
っていうと・・(笑)・・・ フォルカン♪~も使ってみたいです♪


<追記 1月8日>
川窪万年筆さんに、お電話でお問い合わせしてみました。
やはり、長期間使わないときには洗ってお水を入れた状態で保管するということでした。
中身がコルクのような感じだと思って良いそうで、からからに乾かすと痛むそうです。
現に、それが原因で修理に持ち込まれたものもあるとか。 他社メーカーさんや
他の職人さんのインク止め式万年筆はまた違うのかもしれませんが
私の場合は、作られた職人さんのお話に従いたいと思います。
10年間そのように保管して、今回久しぶりに使って何の問題もなかったので。